ながおか森林塾 第13回(2019年)

二日目 2019.06.08

これまでの「ながおか森林塾」、どちらかというと天気には恵まれてきました。
二日目の今日は雨のスタート。が、さいわい午後からは現場に出ることができました。
二日目のメニューは、三日間の中で一番の肝になる部分です。
これから手入れをしようという森林の現在を知ることと、今後どのような施業をしてゆくかの決め方を学びます。
そして、実際の作業の重要なツールとしての立ち木の伐採方法を学びます。

今日の講座内容は

*現況調査 森林の現在の状況を調べ、手入れが必要かどうか、どの程度の作業になるのかを調べます。
面積と樹高・立木本数が判れば混み具合が判断できますが、ここではほかの数値も求めておきます。
*施業診断 現況調査で求めた数値から、施業方針を決めます。
方針を決めるうえで大事なことはどんな森林にするか、どれくらいの周期で施業してゆくのかをしっかり決めることです。
*伐倒 ほとんどの森林は混み過ぎた状況です。密度を下げるには伐採するしかありません。
立ち木を伐採することを伐倒と呼びます。伐倒で大事なことは残す木を傷つけないこと。実技とともに、理論的な説明も行います。


  
現況調査・施業診断の考え方・方法@ 現況調査・施業診断の考え方・方法A
プロット作成 データ採取
サンプル木伐倒 現況確認
   伐倒説明@ 伐倒説明A 
 
  伐倒方向の選び方  伐倒実技@ 
     
  伐倒実技A  ツルは平行に 

午前中の雨のため座学部分を事務所で行いました。
「ながおか森林塾」は森林の手入れ方法を学ぶところです。今日の内容が一番の肝になりますので、復習をお忘れなく。
忘れたところ、よくわからなかったところあありましたら、いつでも質問OKです。