ながおか森林塾 秋コース

三日目 2011.10.29

秋コースも三日目、最終回。気持ちのよい秋晴れの中で開催できました。

今日の講座内容は
伐倒 ------------- 受講生同士で何処へ倒すか等協議して決めてもらいます。
枝払いと造材 ------ 意外と事故の多いのが枝払いと造材時です。安全で楽な方法を学びます。
集材 ------------- 伐った木は何とか使いたいものです。簡易集材機で集めます。


9時15分 前回の復習 ― 二回目から三週間がたちました。しっかり思い出してください。
9時45分 伐倒 ― 今回はピンポイントでわざと係り木を作ってみます。
係り木にならない方向はどちらかな? この木の重心は?
三週間ぶりの伐倒です。体が覚えていました。 追い口が開き始めたら、すばやく退避。
予定通りの係り木発生。トビではずしてみます。 次はあらかじめ、ロープをかけてみました。
見事、狙ったところへ掛かりました。 ロープを引いてはずします。
12時00分 昼食 ― 気持ちのよい秋晴れなので、現場で昼食です。
丸太を半割りにしたベンチをテーブルにして、楽しいお弁当。  ロープワークのお勉強。
12時50分 伐倒再開 ― 待ちきれないので、ちょっと早く午後の部がスタート。
あーだコーダと・・・。 今回は一人2本づつ倒しました。
13時10分 枝払いと造材 ― 倒した木は枝を払って、定尺に切らないと使えません。
枝払いは疲れます。重いものは自分で持たずに、誰かに預けてしまうのがよい方法です。まずはお手本から。
チェンソーは幹の上を滑らすように。枝は幹と面一になるように払います。
14時00分 集材 ― 枝を払って、定尺に切ったら一箇所に集めます。「ひっぱりだこ」の登場です。
操縦士は常に材や周りの人に注意しましょう。  トビで障害物を避けて進みます。
集積場所に揃えて並べます。 集材する時は切り株は低いほうが有利ですね。
現代版木馬(キンマ)の登場です。「ひっぱりだこ」のパワーも倍増します。「これなら手で運べる」という声も。
15時20分 チェンソーのメンテナンス ― 機械はきちんとメンテナンスや清掃をすれば長持ちします。
伐り粉などはコンプレッサーで吹き飛ばします。燃料タンクやキャブレターに入らないように注意しましょう。 掃除のたびにバーを裏返しします。
16時00分 集合写真を撮って、解散

怪我や事故もなく無事に三回の講座を終えることが出来ました。受講生の皆さんお疲れ様でした。
私たち「ながおか森林塾」は皆さんのお役に立てたでしょうか?何かを伝えることが出来たでしょうか?
これからの皆さんの活躍に期待をしています。そして、ぜひ私たちの仲間として末永くお付き合いをお願いいたします。



特別付録

懇親会
古民家を改修したお宅をお借りしました。 複雑なアイなのでしょうか。二人をつなぐ白い糸が・・・。